オルタナティブな言葉って結局のところなんなんだよ?
いつもそれを言えないから病んだようなことばかり言っていた。
前の記事もそこ止まりだった。でもあの記事を書いて、少しだけわかった。私が望んでいるオルタナティブな世界とは、あるいはどういうものなのか。
・幸せにならなくて良い
・資本奪い合いゲームから降りて良い
・人間は絶滅しても良い
・wtfロマンティック(いい言葉だ)なパートナーシップ、フレンドシップ、リレーションシップを広げる
・友情よりも恋愛の方が重要なんて誰かが勝手に決めた規範に過ぎない
・小国寡民な国家を夢想する
・国家のない世界を夢想する
・人は自分の死に方と死ぬタイミングを選べるべきだ
・新たな命を産むべきではない、はそうだとして、新たな命を産むことを奨励し賛美しない
・働きたい人だけがたくさん働けばいい
・週40時間のフルタイム労働をしなくても豊かに生きていける
私はこれまでずっと書く/書かないことの言い訳をしてきたけれど、その実というのは今上にあげたようなことを書いてきたつもりだった。
全く書いていないけど、私が言い訳をしていたのは、だからだ。
自信がなかった。怖かった。勉強不足だった。
自分が何者なのか説明しなくてはならないと思っていた。たとえばアセクシャルや反出生主義者やフェミニストといったような言葉で。私は私をそのような言葉で説明することはどうしてもできなかった。だってそれは不特定多数の誰かのために自分をラベリングし、レッテルを自ら貼るようなものなのだから。
私が書いたものは誰かを傷つけるし、それも怖かった。
だからこのブログを褒めてくれる人がいても、その言葉は嬉しくても、あなたが読んでいるのは実は上に書いたようなことなんですよ、と言ってしまえば思想つっよとでも思われて引かれるんだろうなと思っていた。
何を褒められてんのか全然わからなかった。
でも自分が何者か説明しなくても自分らしくしていていいし(というかそんな世界じゃないなら死んだほうがマシだ)私が今上に箇条書きであげたものは、もうこの人類悠久の歴史の中で、誰かがすでに言っていて、そしてそれが古典として残っていて、現代だって少なくない人が思っていることだと思う。
今だって勉強不足は変わらないが、前より理論武装はしてきたつもりだ。なんのために文学部に行ったのかって?こういう時のためだろう。
anarchy in the internet.
わかるよね?ポップカルチャーの文脈で使ってんだよ。
もう私の怒りを代弁してくれるヒーローはいなくなった。
自分で言うしかないだろ。
嫌なことを嫌だ〜と無批判に愚痴るだけだから、嫌な世界は変わらないんだよ。お前がその世界を作ってんだよ、と思う。もちろん私を含めてだが。
嫌な世界を少しでも嫌じゃない方向にだれもがすすめていけば、国家に頼らなくたって、国家のせいにしなくたって私たちの世界は変わるのに。その先にポスト資本主義が到来するんじゃないのか?
私はよく社会や国や制度のせいにするが、いつだって制度は遅れてくる。権力は下からくるのだ。