アイスクリームと獅子

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初恋、ざらり#7 感想

※初恋、ざらりのネタバレを含む感想です。

※本文中のセリフは記憶によるものなので正確ではありません。

 


つれえ…
「私に障害があるから」って言いながら床を殴り続けるありさ、辛すぎる
発作を起こしたともちゃんを重ねて見てしまったのは、視聴者である私のフィルターである、というのは今これを書こうとして気付いたことだが、多分、岡村もそう思っただろう、そこに重ねて彼女を何か自分と違う異質なもの、恐怖の対象(は言い過ぎか)として見ただろう、そういう演出がここにはおそらくあった、と言える…はず。
そう、こういう怒りの表し方って別に健常者だってやる事じゃん…って気付いてちょっとクラっとした……。
6話の岡村の怒りって、あんまり私はよくわからなかったんだけど、社会に対する怒り?なのか。その場がうまく回ればそれでいいと思っていた自分と重ね合わせた同族嫌悪のようなものだったのか、それが愛する人に適用されるのが赦せなかったのか、そういう感じでもないような気はしていて、岡村が抱えている、ありさを好きであることに対する罪悪感というものが一体何なのか、岡村自身がわからないように私もわからなかった。
6話はむしろ、HANDSの袋を捨ててしまったかもしれないということを自分が謝ることでパートのシングルマザーの人に感謝されて、自分の価値を少し回復するアリサの話としてはめちゃくちゃ感情移入してしまっていたので、「ありさよかったね…」という気持ちでほほえましく見ていたんだけど、岡村はそれに対して大声上げてキレてしまうんだよね。
そういうちょっと不穏なところから今回の7話の「一応、いる」とか(お父さんが彼女はと聞かずに恋人はいないのかと聞いたのがちょっと気になる。こういう表象の父親って彼女いないのかと聞きそうじゃん…)、ベランダ喫煙で「私はともちゃんみたいにならないので安心してください」と言われての(このセリフってどうとらえたらいいんだろう。障碍者同士の中でも差別意識?あるよねの問題意識っていうふうにとらえるのもなんか危うい気がするな…)何とも言えん表情とかは引き継がれていて、「一応っていうのはそういう意味じゃなくて、親に紹介してなかったから」とペットボトルの水がこぼれるのも気にせず弁明する岡村の言葉は、本物のようにも聞こえるんだけど、「じゃあ、私のこと紹介できますか」という問いに対する「できるよ……」は本当には聞こえなかった。
ここで冒頭の、「結婚考えなきゃね」っていう岡村の後ろ姿を「どんな顔してるんだろう」ってモノローグで覆うシーン(岡村のセリフが聞こえなくなる演出がすごすぎる。このドラマ、なにより演出でぶっさしてくる…)がリフレインされる構成巧みすぎるだろ…。岡村がこぼしたペットボトルの水の音が、だんだんありさの発達特性の演出の時の水の音と重なってくるのもすごすぎる。。。。。つらい。
ずっと苦しい顔しながら見てる……。アイロン使うシーンとかリンゴ切るシーンとかもすごいハラハラしちゃんだよね…。
8話はなんか岡村父母に受け入れられそうな雰囲気でよかったよ……どうにかいいエンド見せてくれ。