アイスクリームと獅子

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君たちはどう生きるか』を見て、いくつかの感想や考察も読んで、1日が経ち、私はまだあの作品のことを考えてしまう。それだけインパクトのある作品だったと言える。
私は正直よくわからなかった。冒険はずっと夢みたいに脈絡がなかった。
というか、風立ちぬは観ていないけれど、ハウルだってポニョだって、正直全然よくわからない。トトロや千と千尋ラピュタは、ほかの人が語る言葉を多く読んだから、自分の中でなんとなくこういう話なのだろうと思っているけれど、そのようにして宮崎駿作品を見て育ってきた私は、宮崎駿作品を読み解くコードは持っていないのだと思った。
私が唯一思った感想らしい感想と言えば、「大叔父は宮崎駿のメタファー?」くらいのもので、他の人がそう言っているのをいくつか読んで、ああ、やっぱそうだったんだと安心した(なんの安心なんだ)。
それからこの作品はなんらかの、若い人たちへのメッセージと思ったけど、じゃあそのメッセージって何?「ひどい現実世界でも友達作って乗り越えてこ」ってこと?もしそうだったら納得できないから納得したくて他の解釈を探すのに、私の中からは出てこない。
私はファンタジーを読むのが得意ではないのかもしれない。二度、三度見たら何か別の考えは出てくるのかもしれない。
インコ怖かった。人間みたいで。
それから私はあの父さんのこと、全然嫌いじゃないよ


私の友達はあらかた社会人になったけど、どう考えても、学生の頃よりも愚痴が多くなっている。
愚痴や悪口のことを、小中学生のときはよくないものだと思ってたけど、今は、むしろそういうものを言える場所を持つことがどれだけ大切かということを思う。
それでも、なんだか寂しくなる、悲しくなる、
私は世界が、もっともっともっともっと優しくなってほしい。
でもやっぱり、そんな願いは祈りでしかなく、よそからきたインコに全部壊されて死んでくしかないのだろうか。