アイスクリームと獅子

シロウトのひとりごと

穏やかなる

授業が終わって、学校から駅まで歩いているときに、とてつもなく不思議な感覚になった。



特別に何かをしたわけじゃないのに、胸のあたりがふわふわして、「なんとなく楽しい」時のような程度の軽い高揚感。

高揚感というよりは、地に足つかない、けど心地いい、多幸感にも似たような、なにか。



なんだったんだろう。
いつもなんとなく無意識のうちに纏っている緊張感や、トゲトゲしたものが全部消えて、代わりに薄いベールのようなもので包まれているような。
空気に抱かれているような。



自分の身をいろんなものから守っていたのに、世界から許されて、そんなに気を張らないでいいんだよって言われて、それを信じ切ってしまったような安心感があった。



とてつもなく心が穏やかで、気持ちよくて、ああ、この感覚でずっといられたら、なんていいんだろうかと思った。




だけど、電車に乗って家の最寄りに着く頃には消えてしまっていて、もうあまり思い出せない。

IPPONグランプリ17.12.02雑感

テレビ番組の中で一番好きと言えるほど好きなIPPONグランプリ。雑感をば。


最初バカリズムがすごい速さで一本取っていくからあーもーだめかなこれって思ってたんだけど、あれ、千原ジュニアかなって思ったからの若さん。


(この番組で一番好きなのは若さんで、いつも応援しているのだけど、若さんが優勝した時だけ見逃してるっていう不覚。)



いやー、かっこよかった!だって最初全然ボタン付かなくて、中岡に負けてたりしたから、これはもうバカリズムvs千原ジュニアじゃんって思ったよ。


中岡さんの回答めちゃくちゃ面白かったけどね。なにあの空気感は。


川島)キッズコースからの参加ですか?
絶妙すぎるやろ。





戦況が変わった第4問が
大物演出家が言いそうな訳の分からないことを言ってください

ここに来てバカリズムが一本に届かないところを、


ジュニア)大根役者とカイワレ大根役者が、なに切り干し大根芝居してんだよ!

若林)もっとこう……pow!pow!pow!


で一本。この二本めっちゃ好き。
この回答若林キタ!って思ったね。


からの!!あんな真剣にボタン連打してる若さん見たことないけどないけどそれで2連取したのめちゃくちゃかっこよかったわ!キタキタキタ!って感じ。

芸人さんのかっこ良いところってこういうところだなって思う!

若林)よし!俺と相撲しよう!

若林)俺がなぜ今白目にしてるかわかるか?(イラスト)

バカリズムとジュニアとは全く違う側面からの回答。
いや〜〜言いそう!!っていう文句なしの一本で3人サドンデスに持ち込んだのほんま魅せてくれて楽しかった。





でBブロックはなんといってもホリケン。1問目からもうさすがやわホリケンだわって回答で面白かった。

堀内)やっぱりこういう形に憧れちゃうんですか?(イラスト)
はいさすがーっていう。



もうなんといってもカルタの読み札問題でしょう。
わたしには半魚人が持ってるものが貝にしか見えないよ。他の回答者も貝にしか見立ててなかったけどその中でのホリケンの回答。


走って取りに帰った給食袋

はしもとくんのお引越しは一個ずつ

8時間並んで買ったiPhone……なんか違う

配達の人がamazon

ハゲを隠す帽子を買ったよ

ハンドルは持ってるけど車はない


芸人さんほんますごいわって思う瞬間だよね。給食袋ですげえって思ったのにそれ以外が出てくる出てくる。







決勝。
若林とホリケンがわたしの中で大喜利ツートップなんで、いい戦いしてくれ〜って思ったんだけど、うーん、お題がホリケン寄りだったかなって印象。
じゃなくても多分ホリケンが勝ったかなって感じはするけど。

第1問 神のいたずらを教えてください
堀内)名古屋城のしゃちほこにチョコレートをコーティングする

にはチェアマンもね、こういうことしてくるでしょ。今のはうまくいかなかったけれども。つってて、ほんそれなーって感じでした。






若林)トゥーーース!
は笑ったわ。一本でもよかったんじゃないかなって思ったけどね。

若林)恥ずかしいですね。春日に申し訳ない
いやオードリー好き。

動画とリズムはやっぱりホリケンの方が得意そうだなって感じだったし、ホリケンが重い石を持って帰りました!


チェアマン)あまたちゅ〜〜!

andymoriの革命について書きたい

andymoriの革命という曲が良すぎるから書きたい。


この革命、聴けば聴くほど良さがようわかるスルメ曲だと思う。
とりあえず一度聞いて欲しい。

andymori "革命" - YouTube



革命の意味を辞書で引くとこうだ。

①被支配階級が支配階級を倒して国家権力を奪い取り、政治・経済などの社会構造を根本的に変革すること。
②物事が社会生活に重大な影響をもたらすほど急激に発展・変革すること。

andymoriを聴く人ならわかると思うが、私はこういう辞書の意味通りの革命を、彼らの革命には期待していた。
この革命の前にリリースされた「ファンファーレと熱狂」というアルバムでは反社会的なことをたくさん歌っていたから。

だが彼らが歌う革命は、まったくその姿が違う。

100回1000回10000回繰り返して
伝わらない届かない想いは
100日1000日10000日経った後で
きっと誰かの心に風を吹かせるんだ

随分と消極的な革命である。
ていうか、「急激」なものが革命であるならば、もはや革命じゃないのではないか。


まぁだから、最初に聴いた時には、よくわからんねってあんまり好きではなかった。


だけど今ではもうようわかる。最近というともうちょっと前だけど、なぜか急にこの「革命」を含むアルバムの曲たちが一気に、自分の中で輝き始めた。

この曲たちには、「ファンファーレと熱狂」とはまったく違う種類の熱狂があるということに気づいたとでも言おうか。


つまり小山田壮平はこう言いたいのではないかというようなことは私にはうまく言えないのだけど。


世界はそう簡単には変わらなくて、みんなも別に革命なんてことは望んでない。
不満や愚痴を言うけれど、別に本当に変化を求めているわけじゃない。
だって生きていけるし、自分は。
別に、普通に、生きていけるから。


だけどじゃあ、そうじゃない人はどうなるのか。
例えば私みたいな。
例えば小山田壮平のような。
例えば世界平和のことを毎日のように考えちゃったりなんかして、あいつ変だと指を指されるような人間は。



叫んでも叫んでも、相手にされない気持ちは。
誰にも理解されない気持ちは。
どうなるの。
壮平は、10000日、いや多分このリフレインは10000日じゃ足りないかもしれないという意味かもわからないが、その後で誰かの心に風を吹かせるのだと言う。


それは、革命なんだと。
10000日後のために叫ぶのだと。
革命を起こすんだと。

レインツリーの国

有川浩の「レインツリーの国」を、数年ぶりに読み返した。
感想というよりは、紹介したいと思って書いてる。


有川浩の小説は、本作と図書館戦争全6冊、県庁おもてなし課、植物図鑑、等々、まぁまぁ読んでいるのだけど、とても読みやすいんですよね。

言ってしまうと軽すぎるんだけど。ライトノベルのよう。私は有川浩の小説は少女マンガと同じくらいのテンポで読める。
有川浩の小説はすきだけど、小説を読みたいと思って読むわけではないし、これらの本はライトノベルだと思ってる。


だけどこの「レインツリーの国」だけは少し自分の中での位置が違う。
何冊か、誰にでもお勧めできる本っていうのが私の中にあるのだけど、この本はそのうちの一冊に入る。
もちろんこれも文はとても軽くて読みやすい。だからこそ「誰にでも」勧められるものに入るっていうのもあるのだけど。

内容紹介

レインツリーの国というのは、ヒロインのひとみが運営しているサイトの名前。
主人公の伸行はそのサイトの本の感想の記事を見て、感動してメールを送る。
メールのやり取りをするうちに二人は惹かれあっていくのだけど、伸行が思い切って会おうと言うと、ひとみは頑なに拒む。


なぜならひとみは耳が聞こえないから。結局押しまくった伸行に折れる形で、耳が聞こえないことを隠して会うのだけど、最終的にバレる。
しかも最悪なバレ方をする。


耳が聞こえないことで、世の中に対して卑屈になっているひとみは、伸行に対しても「どうせ私のことなどわからない、健聴者(耳に障害のない人)には耳の聞こえない私の気持ちなんて理解できない」と傷つけたりささくれだったりする。

それに我慢ならなくなって行く伸行は、
「世界で自分だけ傷ついているような顔をするな」
と言って父が死んだ時のことを話す。それは両親に愛情たっぷりで育てられることが当たり前のひとみには、理解しがたい苦しみだった。

感想

この本の主題は、「人間の苦しみというものは本質的には、自分以外の人間には理解できるものではない」ということだと思う。
障害を持つ人と健常者の恋愛に絡ませてよくここが書かれていると思う。

ひとみは誰にも理解できないだろうというのを武器にして相手を傷つけるが、それは耳の聞こえないことで散々周りに傷つけられた自分には許されることだとどこかで思っているような感じだ。
だが同じことを伸行にして返されて、自分のしていたことは間違っていることに、傷ついているのは自分だけではないことに気付く。



人生における苦しみや辛さなんてものは、障害があるなしに関係ないんだろうし、自分の苦しみが結局一番苦しい。
それは議論するべき対象ではなくてそこにある真実だと思う。
障害のある人間は差別されて、傷ついて、それはもしかしたら健常者の人よりも辛いなんて思うのかもしれないけど、それは違うのだとこの本は言っているのだと思う。
差別するな、なんて言うよりも、本当の意味での平等、誰もが傷ついてるし誰もが傷つけてるんだっていうこと。


それだけ言うとなんだか誤解を与えそうな感じがして、うまくかけないなぁと思うのだけど、だから苦しむな、っていう話では決して無いということを言いたい。
読んでもらえればきっとわかると思うのだけど。
苦しむことを何かのせいにして、誰とも交わらないように他人を突っぱねていたら、苦しみはいつまでも変わらない。
苦しみがあることは変わらないけど、人と寄り添うことで、強く生きて行くっていうこと。この2人は恋愛という形で、強く生きて行く決心をしている。


この本はそれを伝えるのに十分な内容だと思う。
この本読んで、みんなで強く生きよう。

って、なんだか綺麗事みたいになってしまったけど、そういう本。

10/26ウーマンラッシュアワー村本大輔の独演会

まさか、初めて行くお笑いライブがウーマンラッシュアワーの村本さんになるとは、全く思ってもみなかった。


確か去年の、ENGEIグランドスラムウーマンラッシュアワーの漫才を見た時に、心の底から「すげえ…」って思った。
ファンクラブっていうネタ。
こんな漫才する人いたんだ、って。
しかも今まで知らなかった芸人じゃなくて、ウーマンラッシュアワーじゃん、って。

それ見て、今まで名前と顔とめっちゃ喋って嫌われてることと智くんと誕生日が1日違いっていう情報しかなかった村本大輔という人間のことが気になって、ツイッターをフォローした。




そしたらものすっごい、呟くたびに叩かれて、それに対して食いついて、反論する姿の繰り返し、なんだけど、なんっか知らんけど、村本さんの言ってることが理解できて。
あ、わかる、多分こういうことが言いたいんだろうなって。
私が今まで思ってた、あんまり理解されないようなことも言ってた。




それで土曜theNIGHTとかも見たり、してたらなんか、すごい叩かれたりしてるけど、村本さんってすごく繊細な人なんだって思ったり。勝手に19の女がいうには失礼な感じあるけど。
あ、この人の独演会というやつに行きたいなと思って、行ってきた。




みんなすぐ信じがち。
一方から見た正しさが他方から見ても正しいと思うな。
かわいそうってなんだ。
普通ってなんだ。
そんなものはないんだよ。

って、ずっと言ってた、訴えてた。
他の人がやらないこと、自分の言いたいことを舞台に昇華させてるひとりのお笑い芸人の男がそこにいた。
あー喋るプロなんだなってそりゃそうか。
取ってつけたようにいうけど面白かったし。






村本さんは嫌われる芸人一位だし、めちゃくちゃ叩かれてるし、やばい人だって思われがちな人だろうと思うけど、本質に近いこと言ってるんじゃないかなって私は思う。






ここにいる人はみんな心の中に村本がいますよ、みんな私に似ている部分があるんですよって言ってたけど、それはもう、本当にその通りです。
私が言いたくてもあんまり声を大にして言わないことを、あの人は言ってくれてるなって思う。応援したいと思う。






最後にandymoriの革命が流れた時、涙出そうになった。
だってもうぴったりすぎて。
え?壮平さんもしかして村本さんの曲作ったの?ってくらい(笑)
10000回叫んでも届かない想いは10000日経った後で誰かの心に風を吹かせるんだって歌詞がもうその通り過ぎて。



私の心には即、風吹いたけどね。

金木犀

金木犀の香りがする季節になった。
小さい頃は、無条件にこの香りが好きだったけど、最近はそうでもない。



人との距離感が未だにわからない。

中学の時は、誰かに距離を縮められるのが嫌だったし、誰かと極端に距離を近づけたいともおもわなかった。
幸い、そういう人はいなかったけど、ちょっとでも理解を示そうとする人に対して、心の中で「何も知らんくせに」なんて言った。
そのくせ、自分をほったらかしにされるのは嫌って、「私を理解できる人なんてここにはいないね」と周りのせいにした。
別れもさほど悲しくなかった。二組が永遠に続けばいいとは思っていたけど。
過ぎ去り行く青春だなぁとどこか他人事だった。


だけど高校生の時は、何が起きたのか、ようは深い関係を望んだ。
つまり中学生の時とは真逆。
けど、あんまりそういう人っていないから、基本ほったらかしにされていたような気がする。
別れもとてつもなく嫌っていた。自分と関わってくれる人間を愛おしく感じていた。


それで今では、よくわからない。
中学生の時と高校生の時が真逆だから、どっちが本当の自分の気持ちなのかわからない。


距離の近い人間が欲しいと思う反面、もし近寄られたら拒むんだろうと思う。
わがまま、なんてもんじゃない。
こじれにこじれてる。

だから今は、そんなことで悩むくらいなら思考を停止させて、別に困らないから基本的に1人でいいわっていうスタンスでいる。



結局、周りの雰囲気に合わせて、自分の芯などどこにもないのだ。
周りの人は、私のことをきちんと自分の考えを持っている人だと言うけど、なんでそう思われるのかなんとなくわかるけど、どこかギャップも感じる。



何が自分を自分たらしめているのかも未だにわからない。
中学生の時から考えているけど未だに答えが出ていない。きっとずっと答えなんか出ないんだろうな。


それに折り合いつけていくのが大人になることなのかな。
大人になったら今も中高生時代も昔のことで、そんなことを考えていたことさえきっと忘れてしまうのだろう。


あと一年で20歳だけど、それと大人になることってどう考えても同義じゃない。
周りの大人が「はたちになっても自分が大人だとは思えなくて」っていうのも聞き飽きた。

special

人に名前を呼ばれるのが好き。
人に挨拶されるのが好き。

っていう、とても当たり前のことを私は好きなんだなぁと、思ったんだけど、

それはなんでだろうって考えると、


人に認識されているから


っていうすこぶる後ろ向きな理由が返ってきた。




よくよく考えてみると、他にも

人に何かを頼まれると嬉しい
わざわざ私に話しかけてくれると嬉しい

まぁ、これは誰でもそうなのかもしれないけど。

これはさっきよりも、人に認識されてる度合いが高いなっていう印象が返ってくる。


あと、

テスト返却とかの時に、一言くれる先生は好きになっちゃう。
高得点の時に褒めてくれると嬉しい。
最高得点だった時に、後でみんなの前で点数を言うんじゃなくて、返されるときに言われるのが嬉しい。

これは認識というより、もはや「認められている感」がある。
大げさだけど、2人の秘密感。他の人には知られない何か。




何が言いたいかって、認識されたり認められたいって私は思ってるんだなってこと。