新しいコンテンツが無限に湧いて出てきては我々の時間を奪い合う時代ですが、今ここの自分が大事にしているものと向き合う時間を作るというのは一つの抵抗となると思う。
というわけですが、私は最近めったにアルバム単位で音楽を聴くことがないな、と思っているものの、自分の心に残り続ける名盤と言って差し支えない存在があるわけです。
音楽を言語化するという野暮なことをやっぱりどうしてもやりたくなってしまう。
しばしお付き合いいただける方はよろしくお願いいたします。
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↑これ、書かなきゃいけなくなっちゃったんです。CMみたいに邪魔してごめんね!
n-buna『花と水飴、最終電車』2015年
ヨルシカのコンポーザーであるn-bunaがボカロP時代にリリースした初のメジャーアルバム。
夏の季節を1枚のアルバムにしたといっても過言ではない、夏のエモさ、切なさがギュッと詰まったアルバムだ。
あんなにもうだるような、嫌になる暑さになった今も、夏の終わりになると寂しく感じてしまうのは、多感な時期にこのアルバムに出会ったからだと思う。
また、アルバムのクロスフェードが一つの作品としてクオリティが高く、アルバムとは別に楽しめるものとなっている。
アルバム単位で聴く前に聴いてみるもよし、アルバムを聴いた後に聴くも良しの極上のクロスフェードだ。
andymori『革命』2011年
andymoriの名盤といえば2ndアルバムの『ファンファーレと熱狂』だという口もいくつもあるだろう。私の口もかつてはそうだった。
しかし年を重ねるにつれこの3rdアルバム『革命』が輝きを増してくる。
表題曲である「革命」が歌うのは急進的な血の流れる革命ではない。
日々の思いが積み重なった先に世界がかわるのだという壮大な時の流れである。
トリプルファイヤー『EXTRA』2024年
皆さん、改めましてトリプルファイヤーの5thアルバムをよろしくお願いいたします。
同バンドのギタリストである鳥居氏にいよる鬼カッケェ曲と、フロントマン吉田氏の言葉が現代のこの鬱屈とした社会と我々に突き刺さる。
時に歌い、時に叫び、時につぶやくように曲に乗せる吉田のフロウは、しかしこの厳しい世界に生きる私たちを和ませ、寄り添ってくれているようでもある。
私は彼らの曲のジャンルを知らない。唯一無二のバンドが6年ぶりに世に送り出した渾身のアルバム。
今を生きるすべての人に聞いてもらいたい。
星野源『Gen』2025年
自分がまるで異物のように思えるこの世界は、わからないことであふれ、そのあまりの大きさに打ちのめされそうになることばかりだ。
星野源はその世界で歌い踊り、私たちをエンパワメントしている。
未知を恐れながらも、受け入れ、未知と踊る。
星野源は扉を創った。
音楽という扉から誰かの孤独とつながることができるのだと、彼は言う。
その扉を開けば、私たちはそれぞれの孤独を抱えたまま、だれかと踊ることができる。私たちは孤独だけれど、ひとりではない。ひとりではないけれど、その孤独を捨てる必要はない。
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書きたい人ばかりが増え、読みたい人はそれに対して少ないといわれる時代ですが、
私はこのブログにたどり着きたい人がたどり着くことを望んでいます。
かつての私が、私と同じような人を見つけようとインターネットをさまよっていた時のように。
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