アイスクリームと獅子

アイスクリームと獅子

感想と日々の随筆。ごった煮です

M1グランプリ2020

最高の戦いでしたね。

敗者復活

カベポスター
英語で月の名前言ってみ?という、昔の銀シャリみたいなネタかと思ったら、とんでもなかった。月の名前は掛け算になり、曜日になり、音階になり、歴代徳川将軍になっていった。あるものにその言葉がついているということはなんの必然性もないという言語の恣意性をネタにし、まさに言語の記号性を利用してその記号をぐちゃぐちゃにしまくるネタに脳内麻薬が出まくった。

キュウ
ヨーグルトの話しているときにゴリラであいうえお作文すんなよ。
ラー油ぶちまけちゃいそうだなとかラトビア人もびっくりだなとか、突拍子のないワードに爆笑するのだが、それがゴリラであいうえお作文していたからというところに行き着く過程とは思わなんだ。
白くて柔らかいもののはなししているときに黒くてごつごつしたものの話すんなよという対比バンザイ。

ゆにばーす
めちゃくちゃ面白くてびっくりしました。有名なコンビは私が投票しなくても行くだろ、と思っているのですがそんなことどうでもよくなるくらい面白くて投票しました。
佐久間さんがラジオで言っていたことがすべて。男女コンビの問題を通り抜け、男女コンビでしか出来ない最新の最高のネタでめちゃくちゃ面白かった。

コウテイ
面白すぎてびびった。え、このテンションのこのウケで決勝行かなかったのか!?と思った。なんとも。ダブルボケダブルツッコミで笑い飯に及べるコンビといってもいいんじゃないか。


本戦

インディアンス
インディアンスの底抜けの明るさとそこにプラスして人間性が見えて泣けてくるという審査員の評が、敗退決定したときの「せーの!また来年~!」の二人の笑顔にまさにあらわれているようで感極まれり。また来年ひまわり咲かせてほしい。

おいでやすこが
今回一番笑った漫才だった。びっくりした。そのへんにいそうな落ち着いたサラリーマンの風貌で、どんどん大声で頭おかしい歌歌ってる人に突っ込んでいくのがこんなにおもしろいなんて。いやほんと。「だれを一位にしとんねん!!!!」はフリが効きすぎている。「壁に向かって歌ええええええ・・・・・・うたうなああああああ」が好きすぎた。

ニューヨーク
抜かれた塙さん。そうか確かにきづかなかったけどナイツの変奏とも取れるのか。「休みの日の両津勘吉くらいはしゃいでる」というツッコミがめちゃくちゃ好きだ。「逃走中でリタイアするだけで炎上する時代」と両津勘吉の対比すごいうますぎませんか。感動したわ。

オズワルド
雑魚寿司。漫才で私が求めているのはこういう言葉選びの妙とか、かけあいの妙なんだよ!と思う。オズワルド最高。鸚鵡返しして「って聞こえたぜ?」っていうツッコミ無二。まっちゃんが言ってた「静を求めてた」という評はよくわかるもので、おぎやはぎがラジオで「大声出したら良さがなくなっちゃうんだよなー」と話していたのもそれである。とはいえスリムクラブが優勝した世界線もあったかもしれないのだから、オズワルドが優勝する世界線だってあるはずなんだよな。オズワルドは最初抑えめあと爆発の大声パワーもないでもないわけであるし。

マヂカルラブリー
登場が面白すぎる。「絶対に笑わせたい人がいます」というつかみと、野田さんがやばい行動を始めるその瞬間に会場がどっとウケていたのが印象的だった。一歩目のネタで「あと内側の丸太から使ってたわ」に象徴されるちょっとはアドバイスを聞こうとしている感が面白すぎる。二本目は、「そのズッ友でーす」は何度も聞いたツカミだけど、めちゃくちゃ好き。「まずそれ何線なの?」というツッコミが別に観客側の代弁というわけでもなくおかしくて大好きだ。三年前のマヂカルラブリーを見た直後の私に伝えたら信じないだろうが、R1とラジオを経て私は完全に彼らのことが好きになってしまっていた。つり革をやるか直前まで迷っていた話、戦う人間のかっこよさでしかねえ。マヂカルラブリーのアナザーストーリーが早く見たいよ!!

おわりでーす。
東京ホテイソンが「これもわかりづらいですか!」と言って去っていったの悲しすぎますね。めちゃ面白かった。
見取り図が点数発表のときに「こいつ砂利で口ゆすいでるんで」と漱石の暗示引用したのでテンションがめちゃくちゃあがってしまったことを白状して終わります。