アイスクリームと獅子

アイスクリームと獅子

lionなのはわかっているよ

生活が乱れる

何を書くことがあるだろう、と思った。
表現欲求だけが肥大化し、表現の術を持たない。
私には、なんの言葉もないのだと。
こうして、言葉を綴るフリをしながら、私の中の感情は、思考は、一ミリも、まったくもって、なのである。
最近の私はバイトがある日は朝早く起き、その後電車に乗って短歌の本を読み、学校へ行く。何のためにもならない授業を聞いて、家に帰ってくる。風呂に入る。人が作った飯を当たり前のように食う。誰が作ったかもわからない飯を食うことの方が多い。ベッドの中では何も考えないように、イヤホンを耳に入れて適当な動画を流す。聞くだけの動画を。
一体私は何をしているのだろうという気になる。
外にいるときは短歌の本を読んで、短歌のことを考える。考えたことはツイッターとか非公開ブログに書きつける。なんの秩序もない、文法も適当な文章になる。
たまに就活のことを考える。自分が行きたい職場はどんな職場だろうか。自分は社会に出て何ができるのだろうか。
インターンに申し込む。その日が来たらそれに行く。
たまに卒論のことを考える。何もわからないからすぐやめる。
何もない日はずっと寝ている。バイトがない日は学校に行く時間までずっと寝ている。たまに……ドクターマリオをプレイする。たまに……歌集を読んでいる。
パンプスを履いたらかかとが靴ずれで痛くなった。敷布団や掛け布団が擦れて痛い。ベッドから出て絆創膏を貼る。ゴミ箱がたくさんなのでその辺にゴミを捨てる。部屋は散らかる一方だ。
PS4は台風の日に、万が一のために引き出しの中にしまった。そのまま取り出していない。ラジオも最近は聞いていない。オードリーすら。
たりないふたりのライブビューイングに申し込もうとして、なぜかカードが登録できなくて諦めた。面倒になった。発表された瞬間はあんなに行きたがったのに。
こんなに短歌のことを考えているのに、自分が短歌で表現したいことがわからない。何もない。こんなに短歌のことを考えているのに、短歌のことは一向に好きにならない。むしろ嫌いになっていく。短歌というものに対する漠然とした怒りや虚しさか。
歌会の後は虚しくなることの方が多い。だけど私は今、週一回の歌会のために生きているといっても過言ではない。
ただいまと言っても何も返ってこないことの方が多い。
誰か私を抱きしめてくれ、と思う。だけどそんなことをされたら私は拒むと思う。
人と話すと楽しいが、後から自分の言動を振り返って恥じることが多い。もっと思慮深くなれないのか。酒を飲むと愉快だ。何も気にせず人と話せるのに、むしろコントロールがうまくいく。ような気がする。
22時に最寄り駅について、もうどうでも良くなってマクドナルドに行った。誰が作っても同じ味のハンバーガー、ポテト。揚げたてだったのかポテトはひとつひとつが光を帯びていた。