アイスクリームと獅子

美しいものと美しくないもの

星野源「アイデア」MV

なんだろう、なんっでかわかんないんだけどね、観てる途中に、思ったんだよね。

こんなに素敵だと感じさせてくれるものを見られるなら、まだ生きていようかなって。

生きる意味ないしとか、死にたさは真理とか、思ってても、生きる理由を探してしまったりする。
でも、私が生きる理由なんて、何かを素敵だと思うこと、の積み重ねで、いいんじゃないかなって、思った。

MVの、どこがこうだから、とかじゃなくて、観てるだけで、聴いてるだけで、ものすっごい素敵だなって感じた。




オールナイトニッポンを聞いて、二回目を今見ている。

マリンバ
定点のカメラを何個も置いて、その間を移動していくことでカットを作る。
YELLOW DANCER→恋→Family Song→ドラえもんとイメージのステージを移動して行く。
セグウェイに乗って二番へ行く。ここめっちゃ好き。2番がね、曲のアレンジが全然違うんだよね。そして歌詞がいいんだこれが……後述。
ダンサーが出てきて、背景の紅白がモノクロに変わる。全員が喪服を着ている。曰く、「今までの自分のアイデアの供養」
Cメロヘ。一度曲が止まる。曰く、「楽曲との差別化。買った人が一番得になることと、何度も見たくなることの両立」
弾き語り、ここは生歌。フロアーに、心に、響く、響く。
そして大サビ、白い背景。壁が動いて、みんな集結して、踊って、そして、今まで通った場所を駆け抜ける。曰く「全部連れてくぞというイメージ。新たな自分になるけど、お葬式だけど、新たな再生」
最後のここ、源くん「喪服着てるんだけど、生きてるぞ!っていう生命力がある」って言ってて、ああ、それだわ。って思った。

カメラが定点だから(ってわけじゃないとも思うけど。そうやってもその演出を取らない手はあるだろうし)、みんな映る。
壁を動かす人も、ギターを渡す人も、マリンバ持って来る人も、照明の人も。
だから、最後にスタッフクレジットがバンって出るの、それも感動的。

で、ジャケットも素敵だね。
余韻に浸ってると、定番のおふざけが入って、頬が緩む。

そいで、歌詞と2番の話。
1番と2番でアレンジが全然違う曲好きなんだよね。
歌詞。

おはよう 真夜中
虚しさとのダンスフロアだ
笑顔の裏側の景色
独りで泣く声も
喉の下の叫び声も
すべては笑われる景色
生きてただ生きていて
踏まれ潰れた花のように
にこやかに中指を

この感覚めっちゃわかるんだけど……。
虚無と孤独。ただ生きているだけでも踏みにじられる苦しさ。
朝起きても真夜中となんら変わらない憂鬱さ。
自分の涙も叫びも普段は見せない。
たまに見せれば「いや重いわ!」と笑われる。

雨の音で歌を歌おう

陰から陽への無理のない移行の描き方が好き。


中指の意味が取りかねるけど。
立てるってことなのかな。

結論。好き。ありがとう。生きる。