アイスクリームと獅子

美しいものと美しくないもの

若林正恭 ナナメの夕暮れ 感想

‪一気に読んでしまったナナメの夕暮れ。ずっと本を読む手が震えていた。一つの言葉に撃たれて、手をたっぷり止めて反芻したりもした。以前のような、雷に撃たれるような共感がなかったのは、私は40のおじさんではなく、20の女子だからというただそれだけの理由だ。この人は私と同じだという無条件の信頼が私の手を今も震えさせている。
この人は泣いている。心の中で叫んでいる。なにかを必死に求めている。生きづらさからの解放?多分されてない。今にも泣き出しそうな言葉たちが並んでいた。言葉たちは叫んでいた。私はその叫びに当てられて、動けない。胸をえぐられるとか、突き刺さるとか、そんな言葉では当てはまらない。一体なんだろう、この気持ちは。

自分がわからない。
自分と他人がどこか違うらしいことはわかる。でもなぜ違うのかわからない。
答えなんかこの本に書かれてない。若林さんは若林さんの答えを見つけているだけで、答えは各々が見つけるものなのだ。きっと、この本も暗闇に向かって投げつけるように書いたんだろうなと思う。
私はそれに当たってるよ。痛いくらい当たってるよ。そんなに力一杯投げつけられたら痛いよ。

さて、オードリーのオールナイトニッポンを今週も聴くために私は今日も生きるのだ。