アイスクリームと獅子

ただの記録です

想水声

海が好きだと思っていた。



よく、
衝動的に海に行きたいと思っていたから。




でも、
違った。



海に行かなくても、
水がすぐそこで、
触れられる距離で、
動いていればいい。




川、
雨、
水鞠、
水紋、
湖に風、
グラスに炭酸水、
コーヒーにミルク、
アイスティーにガムシロップ。



そういうものを見ると、
この世の中で動いているのは、
いま私の目の前にある液体だけだと思う。




水の動きは、
私に時間の流れを、
生の煩いを、
忘れさせてくれるのだ。