アイスクリームと獅子

音楽・本・映画・徒然

金木犀

金木犀の香りがする季節になった。
小さい頃は、無条件にこの香りが好きだったけど、最近はそうでもない。



人との距離感が未だにわからない。

中学の時は、誰かに距離を縮められるのが嫌だったし、誰かと極端に距離を近づけたいともおもわなかった。
幸い、そういう人はいなかったけど、ちょっとでも理解を示そうとする人に対して、心の中で「何も知らんくせに」なんて言った。
そのくせ、自分をほったらかしにされるのは嫌って、「私を理解できる人なんてここにはいないね」と周りのせいにした。
別れもさほど悲しくなかった。二組が永遠に続けばいいとは思っていたけど。
過ぎ去り行く青春だなぁとどこか他人事だった。


だけど高校生の時は、何が起きたのか、ようは深い関係を望んだ。
つまり中学生の時とは真逆。
けど、あんまりそういう人っていないから、基本ほったらかしにされていたような気がする。
別れもとてつもなく嫌っていた。自分と関わってくれる人間を愛おしく感じていた。


それで今では、よくわからない。
中学生の時と高校生の時が真逆だから、どっちが本当の自分の気持ちなのかわからない。


距離の近い人間が欲しいと思う反面、もし近寄られたら拒むんだろうと思う。
わがまま、なんてもんじゃない。
こじれにこじれてる。

だから今は、そんなことで悩むくらいなら思考を停止させて、別に困らないから基本的に1人でいいわっていうスタンスでいる。



結局、周りの雰囲気に合わせて、自分の芯などどこにもないのだ。
周りの人は、私のことをきちんと自分の考えを持っている人だと言うけど、なんでそう思われるのかなんとなくわかるけど、どこかギャップも感じる。



何が自分を自分たらしめているのかも未だにわからない。
中学生の時から考えているけど未だに答えが出ていない。きっとずっと答えなんか出ないんだろうな。


それに折り合いつけていくのが大人になることなのかな。
大人になったら今も中高生時代も昔のことで、そんなことを考えていたことさえきっと忘れてしまうのだろう。


あと一年で20歳だけど、それと大人になることってどう考えても同義じゃない。
周りの大人が「はたちになっても自分が大人だとは思えなくて」っていうのも聞き飽きた。