アイスクリームと獅子

音楽・本・映画・徒然

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? 感想

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?を観てきました。


結論から言うと、とても面白かったです。


「『君の名は。』劣化版だ」とか?「最大の駄作」とか?言われたからどんだけひどいんだろうって思ってたけど、全くそんなことない。


そんなこと言ってる人、映画見たことないのでは?とまで思ってしまう。

まぁ一言苦言を呈するとすれば、主人公たちの声。他のキャストは声優さんなので、この2人の下手さが際立った。まぁ菅田くんは、他が声優でなくても際立ったと思うくらい酷かったけど。



以下ネタバレ含む?












世界観がとてもよかった。
「これはどういう意味なんだろう?」
「この描写は?」
っていうのがいっぱい散りばめられていて、飽きない。
結局答えは最後まで明らかにならないし、最後も主人公たちがどうなったのか、ご想像にお任せします、みたいに終わる。


でもそれがいいじゃないですか。
村上春樹のバースデイ・ガールみたいな感じで。



とてつもなく官能的で、その描写がとてつもなく文学的だなと思った。
原作では主人公たちが小学生らしいのですが、なるほど確かに、こういう描写は小学生の方がよりよかったかもしれない。


最近、なんでもかんでも、「わかりやすいもの」が手に取られやすい。評価されやすい。ように思う。
答えがちゃんと書かれていて、解釈の余地もないようなもの。伝えたいことがはっきりしているもの。

でもこの作品は違う。よくわからないまま終わる。明確な答えはない。
昨今の風潮の逆を行っている。

だから私は好きだった。
解釈するのは苦手だけど、どういうことだろう?って考えるのは悪いことじゃないと思うから。