アイスクリームと獅子

シロウトのひとりごと

神様のボート

早く死んでしまいたい。
だけど自分から命を絶つなんてしたくないし、生きているのなら何かの役に立ちたい。


葉子は、生きているのならあの人を思い浮かべて待つ以外の何も望んではいなかった。
「骨ごと溶けるような恋」をしたあの人を。


共感など一度もなく、淡々と綺麗な文章を追い、草子の成長を追い、物語は終わった。


あの終わり方で良かったと私は思う。
じゃなきゃあの静かな雰囲気の中の確かな狂気を、私も持て余してしまう気がするから。